足がつるとその場の痛みも大変痛いですが、筋肉は常に緊張しやすく、放置しておくと、例えば足の筋肉なら急な運動でアキレス腱を切るなどの大ケガにもつながりやすくなります。
原因は3つあります。
①筋肉の疲労
筋肉に過度な疲労がたまった状態です。頭から神経を伝って筋肉に信号が送られるのですが、疲労により筋肉が上手に動かなくなってしまっているのです。特に女性は男性に比べても筋肉の量自体が少ない方が多いですから、足がつる方も多く見受けられます。
②偏食や過度のダイエット
筋肉を上手に動かすためには、ミネラルと水分が必要です。急激なダイエットや偏食、そして急激な飲酒などにより、体内のミネラルバランスが崩れてしまいやすくなります。
③背骨のゆがみ
背骨がゆがむと骨盤も傾き、常に足の筋肉が無理に伸ばされた状態が続きます。筋肉は正常な状態に戻ろうと急に縮もうとしたときに足がつってしまいます。特に運動などもしていないのに足がつるときは要注意です。よく足がつる方の多くは、背骨のゆがみが大きかったり、自覚症状としては腰に痛みや重だるさを感じておられます。
また、太ももからふくらはぎにかけての筋肉が無理に引っ張られている状態が続きますので、膝の痛みにつながることも十分に気を付けなければいけません。
それぞれの予防法は
①疲労回復と筋肉量の増加
まずは少々の運転でも疲労がたまりにくい筋肉量を付けることが大切です。今現在、身体自体に痛みがなければ、ウォーキングなどから始めるといいでしょう。すでに筋肉に疲労がたまっているときは、運動直後は15分ほどのアイシング、その後はしっかり温めてあげましょう。お風呂につかりながらのマッサージも効果的です。
②ミネラルと水分摂取
特に寒い日は、実際は水分が不足していても、それほど多く水分を取ることはありません。寒い時に運動したときなどは、少量でもいいのでこまめに水分補給をしておくことが大切です。
③背骨のゆがみと体幹部の筋肉のバランスを整える
人の背骨は、日常生活の動きのクセで、気付かない間に歪んでしまうものです。背骨がゆがむだけですぐに痛みを感じることはありませんが、放置しておくといろいろな部分に、いろいろな症状が出てきます。背骨を真っ直ぐに戻し、背骨の横でしっかりと背骨を支える体幹部の筋肉のバランスを整えておくことが非常に大切です。足がつる、腰から背中、首にかけての痛みや違和感がある時には、早めにB&M背骨ゆがみ整体を受けてみてくださいね。